家が出来ても見えない大事な場所

こんにちは、野中です。

今日は、内装でも外装でもなく、建物の基礎となる部分の事です。
家が出来てしまうと見えない建物を支える土台。
そうです。家のベースとなる基礎のお話。
一般的には、ベタ基礎・布基礎等と言われている構造体で家の土台を作ります。
購入する家屋が出来てしまってからは見えない場所ですが、大変重要な箇所です。


ベタ基礎

ベタ基礎とは、立ち上がっている部分と床一面を、鉄筋を入れたコンクリートで一体化して、大きな面で家の重みを支える基礎の一種です。
ベタ基礎は、面で支えたほうが荷重を分散できるため、耐震性が高いのが特徴です。
また、床下の地面をすべて厚いコンクリートで覆うので、湿気が建物に伝わりにくくなります。
そのため湿気による住宅の木材の腐食等の心配も減ります。
ただし、デメリットとしては布基礎に比べてコンクリートと鉄筋の使用量が多くなる(布基礎の約2倍)ので、その分のコストがかかります。


布基礎

布基礎とは、基礎の立ち上がっている部分に鉄筋を入れたコンクリートを流し込み、床下の地面を防水シートで覆う基礎の一種です。
ベタ基礎と比べてコンクリートと鉄筋の使用量が少なく、その分コストが抑えられます。
ただし、床下の地面を覆わないため、湿気が建物に伝わりやすく、シロアリ被害も受けやすい可能性があります。

上記の基礎の概要を見て、どちらの基礎を選択しますか?
耐震強度に優れ湿気による木材の腐食を最小限に出来るベタ基礎か?
または、強度や湿気対策が気になる布基礎か?

勿論、こんな書き方をすると布基礎ってダメじゃん?って思えますよね。
しかし布基礎でも十分土台として機能しています。現在でも一般的に布基礎です。
それに現に在来工法では布基礎だった訳ですから。

いつ来るか分からない話で不安を煽る訳ではありませんが、巨大な地震(南海トラフ巨大地震)が発生すると予測されております。
政府や気象庁等、科学的に想定される被害想定など実施・公表しています。
それでなくても日本は地震が多く発生する国です。

当社の基礎施工はベタ基礎(一部を除く)を採用しております。
もしもの災害時に必ず倒壊等しないというお話ではありません。より安全を求めるのであればベタ基礎の施工となるのです。見えない場所と何度も言っておりますが、
このベースがあるからこそ安心・安全を可能な限り尽くして、ご購入される皆様方の笑顔や楽しい生活に寄与出来れば私共も嬉しい限りです。

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